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【東京23区】中古マンション13%高

2024.04.27

不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が23日発表した3月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京都心(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)が70平方メートル当たり1億1507万円だった。前月比1.1%高く、前年同月比では13.1%高い。過去最高の水準が続く。

調査は専有面積30平方メートル未満の住戸や事務所・店舗用を除く、ファミリータイプが対象。都心6区は資産性の高さから需要が底堅く、ファミリータイプが対象。都心6区は資産性の高さから需要が底堅く、在庫が市場に少ないため値上がり基調が続いている。千代田区は2023年に1億5000万円台に達して以降は上値が重いが、周辺エリアは安定して小幅ながら上昇を続けている。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)は前月比0.6%安い4680万円だった。下落は2ヶ月ぶり。周辺3県では価格上昇に買い手がついていけず、賃貸や戸建に流れる動きが続く。中古マンション価格の価格調整が起き、全体を押し下げた。

東京都は0.6%高い6465万円と3ヶ月連続で上昇したが、3県はいずれも下落した。神奈川県は1.3%安い3600万円、埼玉県は1.1%安い2912万円、千葉県は0.7%安い2702万円と軒並み下落した。23年11月から前年同月の水準を下回る状況が続く。正味の在庫量を示す流通戸数は都心6区で3554戸と前月より113戸減った。都心6区では23年春ごろから在庫量の減少が続き、価格上昇の要因となっている。

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