【東京】マンション建築費が最高
2023.11.18
建築物価調査会(東京・中央)が発表した10月の東京地区の建設費指数は、マンションなど住宅関連で過去最高を更新した。
洗面台やトイレなどに使う衛生機器の価格上昇などを反映した。円安・ドル高の進行で銅などの原材料価格が上昇し、電線やケーブル関連の費用もかさんだ。同協会は建物の種類ごとに工事原価を指数化し、毎月公表している。
東京地区の10月の指数(速報値、2015年=100)はマンション(鉄筋コンクリート造)が前月比0.1%高い125.9と、3ヶ月連続で最高を更新した。前年同月比でも5.2&上昇した。木造住宅も前年比0.1%高い132.9と最高値だった。前年同月比でも2.3%上がっている。
同協会によると「水栓金具などの配管や、様式便座、洗面化粧台などの住設機器でメーカーの値上げが浸透してきた」という。