【東京23区】分譲マンション賃料0.3%安!7月2ヶ月ぶり下落
2024.08.18
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が15日発表した7月の分譲マンション賃料は東京23区が前月比0.3%安の1平方メートル当たり4324円だった。下落は2ヶ月ぶり。マンションや戸建ての高騰に伴い賃貸需要は底堅いが、7月は高賃料の物件の供給が少なく平均賃料は弱含んだ。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)全体は前月比1.0%安の3632円と9カ月ぶりに下落した。東京都で物件が減少した影響が大きい。東京都は0.6%安の4187円、神奈川県は1.3%安の2910円、千葉県は0.2%安の2020円だった。埼玉県ではさいたま市がけん引し、1.6%高の2222円と3ヶ月連続で上昇した。マンションや戸建ての価格が高くなったことで購入を見送る動きが強まり、賃貸の需要は底堅い。一方で東京23区では新規マンションの供給量が減少傾向にあることや、貸し出すより売却を検討するオーナーが増えている。