【東京23区】新築戸建て0.1%高
2024.08.11
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)がまとめた7月の新築小規模戸建て住宅の平均希望売り出し価格は、東京23区が前月比0.1%高い1戸7200万円だった。上昇は3ヶ月連続だ。新宿区や品川区などで1億円を超える高額物件が出て全体を押し上げた。一方、練馬区や足立区などで上値が重い。調査は敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満の新築木造一戸建て(土地含む)について、最寄りの駅まで徒歩30分以内またはバスで20分以内の物件を対象とした。首都圏は0.4%高の5372万円と6ヶ月連続で上昇した。東京都は2.3%高の6542万円。神奈川県は1.5%高の4816万円と2ヶ月ぶりの上昇だった。千葉県は2.9%高の4477万円と2ヶ月連続で上昇した。一方、埼玉県は1.8%安の4342万円と2カ月ぶりに下落した。市場では住宅価格の高騰で買い控えが起きているとの見方がある。そうしたなかでも立地のよい物件の価格の上昇傾向は続いている。