【東京23区】分譲マンション賃料最高!
2024.07.20
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が17日発表した6月の分譲マンション賃料は東京23区で前月比0.7%高い1平方メートル当たり4336円だった。上昇は2ヶ月ぶり。調査を開始した2004年1月以来の最高値を更新した。
マンションや戸建ての価格が高くなったことで、購入を見送る動きが強まり賃貸の需要が高まっている。東京カンテイの高橋雅之主任研究員は「人口が増え続け、居住ニーズは陰りをみせない。特に良い立地の物件は所有者が賃料を強気に設定する傾向がでている」と話す。分譲マンション賃料は、住戸を持ち主が貸し出す際に設定する料金。東京カンテイが専有面積30平方メートル未満の住戸や事務所・店舗を除くファミリータイプを対象に月額の平均賃料を集計した。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)全体でみると、賃料は前月比0.3%高い3669円。東京都や埼玉県が全体を押し上げた。東京都は0.8%高い4212円。埼玉県は4.4%高い2186円。近畿圏は1.1%高い2338円と6ヶ月連続で上昇した。