建設物価調査会(東京・中央)がまとめた5月の東京地区の建築費指数(速報値、2015年＝100)は、マンション(鉄筋コンクリート造)が130.5と前月から0.5％上がった。上昇は2ヶ月ぶりで、過去最高を更新した。主要な建設部材のなかで生コンクリートの値上がりが前月比で最も指数を押し上げた。国際的に銅の相場が上がっており、電線・ケーブルの価格も上昇した。マンション指数の前年同月比の上昇率は7.5％に上る。マンション以外の指数も過去最高だった。オフィスビル(鉄骨造)は前月比で0.5％高い131.7、工場(同)は0.6％高の131.6、住宅(木造)は0.2％高の137.3だった。建物の柱などに使うH形鋼などが値上がりし、鉄骨造の建物の指数上昇につながった。

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