2023年12月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)が70平方メートル当たり1億995万円だった。前年比0.9％高く、2002年の集計開始後の最高値を11ヶ月連続で更新した。

不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が24日発表した。投資家や富裕層の買い意欲が強く、上昇が続く。調査は専有面積30平方メートル未満の住戸や事務所・店舗用を除く、ファミリータイプを対象とした。

首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は0.8％安の4686万円。このうち、都心6区外も含めた東京都全体は0.2％安の6393万円、神奈川県は0.9％安の3623万円、埼玉県は0.7％安の2971万円、千葉県は0.2％高の2710万円だった。東京23区内では都心6区とその他の値動きの違いが鮮明だ。前年比でみると、都心6区が10.1％高なのに対し、品川区や世田谷区といった城南・城西6区は1.6％高、練馬区や江東区といった城北・城東11区は0.5％安だった。

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