【23区】新築戸建て5.1%高!一部で億超え物件
2023.12.15
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)がまとめた11月の小規模新築戸建て住宅の平均希望売り出し価格は、東京23区が1戸当たり7273万円だった。前月に比べ5.1%高く、2ヶ月ぶりに7000万円台に上昇した。一部で1億円を超える高額物件が売り出され、全体の平均を押し上げた。
調査は敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満の新築木造一戸建て(土地含む)について、最寄り駅まで徒歩で30分以内またはバスで20分以内の物件を対象とした。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)が0.6%高の5290万円だった。このうち、23区外も含めた東京都全体は4.0%高の6503万円、神奈川県は2.0%安の4623万円、埼玉県は0.8%安の4448万円、千葉県は0.6%安の4334万円だった。
東京カンテイによると、東京23区では文京区や品川区で1億円超えの高額物件が目立った。一方、主要エリアの世田谷区では全体に占める1億円超えの物件の比率が下がった。11月は42%と、前月(61%)から19ポイント低い。