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分譲マンション賃料0.2%高

2025.09.22

不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が16日に発表した8月の分譲マンション賃料は、東京23区が前月比0.2%高の1平方メートルあたり4860円だった。調査を開始した2004年1月以降の最高値を7カ月連続で更新した。借り手の旺盛な需要を背景に賃料の上昇が続いている。分譲マンションの賃料は、住戸を持ち主が貸し出す際に設定する。東京カンテイが専有面積30平方メートル未満の住戸や事務所・店舗を除くファミリータイプを対象に、月額の平均賃料を集計した。23区の賃料は前年同月と比べると13%上がった。物件取得にかかる費用の上昇分を貸し手が賃料に転嫁している面もある。中古マンションの平均希望売り出し価格は、7月時点で前月比1.4%高の70平方メートルあたり1億477万円と最高値を更新した。一方、首都圏(1都3県)では賃料上昇に一服感が出てきた。1平方メートルあたり3857円と、前月比で微減だった。主要都市をみると、横浜市は前月比2.1%下落の2864円、さいたま市は2.5%下落の2574円、千葉市は1.5%下落の1963円だった。地域ごとに借り手の資金余力や物件取得にかかる費用は異なる。23区と他の都市との賃料差は今後も広がっていく公算が大きい。

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