【都心】中古マンション上昇続く!1億2276万円7月1.8%高
2024.08.31
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が22日発表した7月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)で前月比1.8%高い1億2276万円だった。上昇は18ヶ月連続。6月に初の1億2000万円台に達した後も一段と上昇が続いている。都心の中古マンションの価格上昇が続く一因には、流通戸数の減少がある。東京カンテイによると、7月の流通戸数は都心6区が2989戸と前月に比べて138戸減った。東京23区も1万2634戸と前月より383戸少なく、5ヶ月連続で減少した。相場高のなかで売り時を見極めるために物件オーナーが供給を控える傾向がみられ、さらに価格を押し上げる構図になっている。東京23区が前月比1.0%高い7551万円だった。首都圏全体では前月から横ばいの4629万円。都県別では東京都が0.6%高い6571万円だった。神奈川県は0.1%高、埼玉県は0.7%安、千葉県は0.8%安となった。神奈川県、埼玉県、千葉県は前年同月比でみると下落が顕著だ。神奈川県は前年同月比でみると2.0%安、埼玉県と千葉県は4.7%安で、東京都の2.5%高と差が出ている。買い手に投資家も多い都心部と実需層が主体の周辺地域で異なる値動きをしている。