【みずほ銀】住宅ローン手数料ゼロ
2024.08.01
みずほ銀行は8月から、借入時にかかる初期費用を不要にする新たな住宅ローンの取り扱いを始める。銀行や保証会社に借入時に支払う手数料をなくし、顧客の負担は金利のみとする。ローン金利は従来型の商品より0.2%高く設定するが、早期に完済する顧客の総支払額は従来型より少なくなる。世帯収入が多く、住み替えを検討するパワーカップルや富裕層などからの需要が強いとみて、変動型、固定型の両方で対応する。
住宅ローンは借入時に借入金額の2.2%を取扱手数料として徴収するタイプが主流だ。みずほ銀行も同様で、5000万円を借り入れる場合は110万円の手数料が発生する計算だ。商品によっては保証会社の事務手数料や保証料がかかる場合もある。みずほ銀行の新商品は顧客の負担を金利のみとする商品設計にした。銀行に支払う取扱手数料だけでなく、保証会社への事務手数料や保証料も不要とする。代わりに変動型の最優遇金利は初期費用のかかる従来型の商品より0.2%高くなる。