【首都圏】マンション1万戸割れ
2024.07.26
不動産経済研究所(東京・新宿)が22日発表した2024年1~6月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築分譲マンションの供給戸数は前年同期比14%減の9066戸だった。減少は3年連続で20年以来の1万戸割れとなった。工費上昇で不動産デベロッパーが採算を見極めており、供給が減った。東京23区の供給戸数は32%減となった。東京23区が全体に占める比率は37%で4割を下回るのは16年ぶり。神奈川や千葉は前年同期を上回った。首都圏の平均価格は13%減の7677万円だった。前年に都心で全住戸が1億円以上とされる大型物件の販売があった反動が出た。東京23区の平均価格は2年連続で1億円超となる1億855万円だった。下期の供給戸数は前年同期比16%増の1.9万戸を見込む。