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【東京23区】新築戸建て2.9%高

2024.04.13

不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が9日発表した3月の小規模新築戸建て住宅の平均希望売り出し価格は、東京23区が前月比2.9%高い1戸あたり7194万円だった。新宿や文京、目黒、世田谷など平均価格を上回る区で高額物件の供給が増えた。

調査は敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満の新築木造一戸建て(土地含む)について、最寄り駅まで徒歩で30分以内またはバスで20分以内の物件を対象とした。東京23区の上昇は2ヶ月ぶり。23区の高額物件が押し上げ、東京都全体も4.1%高の6501万円だった。千葉県も0.4%高の4303万円で、東京に近接する市川市での供給が増えた。神奈川県と埼玉県は下落した。神奈川県は4617万円%安、埼玉県は4195万円で2.3%安だった。都内の上昇がけん引し、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は前月比0.8%高の5286万円となった。市場では、これまでの住宅価格の上昇で実需層の買い控えが起きているともいわれ、在庫が膨らんだハウスメーカーが販売量を増やそうと価格を調整する動きもあるという。

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