サッシ販売店、来年度倍増!売上高300億円へ!
2024.01.06
LIXILはインドでサッシ建材の販売代理店を2024年度に現在の2倍に増やす。現地の気候や住環境にあわせた商品の開発を進め、33年度をめどに売上高を現在の約16倍の300億円規模にする。同社は22年11月にニューデリーに工場を新設し、約80種類の建材を生産する。完成品を輸入していた従来と比べ、輸送効率も高まったことから販路を広げる。
LIXILは33年度までにインドの建材事業の売上高を22年度比16倍の300億円に、インドを含むアジア事業では22年度比4倍の1000億円まで伸ばす計画を揚げる。特に成長期待が大きいのがインド。インドの調査会社IMARCによると、インドの不動産市場規模は28年に22年比約3倍の7806億ドルまで拡大する見通し。急速な経済成長を背景にムンバイなどの都市部ではオフィスビルや商業施設などの大規模再開発が進む。人口増加で住宅開発も活発化しており、サッシなどの建材も長期的に需要が伸びるとみられる。
米コーラーや独シューコーといった欧米の住設大手はインドにも進出しているものの、アジア市場では中国に力を入れている。インドは州によって法規制や商慣習などの違いが大きく、地場メーカーとの競争も激しい。LIXILは地元の販売代理店との連携を深めることでシェア拡大を目指す。