省エネ改修「リノべる」官民ファンド出資
2023.11.30
住宅リノベーション(改修)のリノベる(東京・港)は、脱炭素事業に資金を供給する官民ファンドの脱炭素化支援機構(東京・港)を引受先とする第三者割当増資を実施した。調達額は数億円規模。積水化学工業と連携して進める中古マンションの「ZEH Oriented(オリエンテッド)」(エネルギー消費の抑制)化にあてる。
脱炭素化支援機構の出資は11件目で住宅・不動産業界では初となる。リノベるは2023年4月に積水化学と資本業務提携を結んだ。両社が組んで、中古マンション買い取りリノベーションで高断熱・省エネにした上で再販する事業を10月に始めた。25年中に年間200戸の供給を目指しており、今回調達した資金は、これから物件の仕入れや販促活動などに使う。