【東京23区】分譲マンション賃料0.8%安!新築減・下落続く
2023.11.20
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・神奈川)が16日発表した10月の分譲マンション賃料は、東京23区で1平方メートル当たり4227円と前月比0.8%下落した。前月を下回るのは2ヶ月連続。賃料水準が高い新築の募集事例が減ったことが影響した。
専有面積30平方メートル未満の住居や事務所・店舗用を除くファミリータイプのみを対象に、月額の募集賃料を集計した。首都圏(東京都、神奈川県。埼玉県、千葉県)は同0.7%安い3541円だった。このうち、23区外も含めた東京都全体は同0.7%安の4105円、神奈川県は同0.6%安の2474円、埼玉県は同0.9%高の2036円、千葉県は同1.4%高の1988円だった。
東京23区では「築5年以内」の賃料水準が下落した一方「築6~10年」や「築11~20年」などでは上昇もしくは横ばいとなった。出社機会が増えるなど経済活動の正常化を受けて、住居についても都心回帰の動きが続いている。分譲マンションの貸し手も賃料設定で強気の姿勢を崩していない。